院長コラム

子供の治療

お子さんを歯科医院に連れて行くのはどんなときですか?
フッ素などの予防処置や虫歯の治療の時ではないでしょうか?
そのとき、お母さんは必ず「口を開けてくれるかな?」、「泣かないかな?」といった心配をします。
それは、私達歯科医も同じです。

例えば、食事をする時ロボットが食材を買ってきて、野菜を切り、炒めたり煮たりして食卓まで運んできてはくれませんよね・・。
何を作ろうか考えて準備して作り、食べますよね!?
子供の歯の治療にも準備が必要です。
 
私は、子供がいるお母さんにはできるだけ自分の治療の時は一緒に連れてくるようにお願いしています。
最初のうち子供は自分が治療しなくても泣いたりするかもしれませんが、何回か来るうちに「自分はしないんだ」と言う事を理解し、 お母さんが口を開けて治療されているのを見ているうちに「痛くない」、「怖くない」ということも理解してくれるようになります。
「こんにちは」、「バイバイ」なんて挨拶をかわしていると最初は泣いていた子供でも手を振り、笑ってくれるようになります。
このような事が、子供の治療をする準備だと私は考えています。

小さな子供に、慣れない歯科医院でいきなり口を開けさせて、まして虫歯の治療なんてあまりにも可哀相だと思いませんか?
子供にも心の準備をする機会を与えてあげましょう。
このような方法が絶対に良いとは言えませんが、私が子供の治療をしていて最初にどんなに泣く子供でもほとんどが麻酔の注射までも が出来るようになっています。
お母さんを見て子供は育ちます。
簡単そうで大変なことかもしれませんが、頑張ってみてください。

言うまでもなく自分は歯の治療は嫌だからしないけど、子供にはさせるなんてことだけはしないで下さいね!!

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