院長コラム

歯を抜くということ

小原:「歯を抜いて欲しいのに抜いてくれないんだよね・・」
前田:「俺は、抜きたくないって言ってるのに抜くって言うんだよ!!」
當山:「じゃぁ、お互いの病院を変えればいいんじゃないの?」
私 :「そう言う問題じゃないでしょ」

実際歯を抜きたがる先生、抜きたがらない先生はいると思います。
私が「抜歯」の判断をする時は、次のようなことを考えます。

・歯を抜かずに治療はできないか?
・この歯を抜く事によって将来的に悪影響はないか?
・逆にこの歯を抜かないことによって他への悪影響はないか?
・患者さんの時間的(期間)、精神的な負担はどうか?

歯を抜く抜かないは歯の状態や患者さんの様々な条件によって違ってきます。緊急を要する時以外は、歯を抜く抜かないという診断の理由を説明し、理解してもらい患者さん自身に考える時間を与えるのも大切な治療方針だと思っています。
このコーナーにも親知らずの抜歯についての質問が多数届いていますが、素人である患者さんが一人で悩んでいての解決はしませんし、他人の意見も正直あまり参考にはならないと思います。
やはり一番信頼できるのは、歯の治療の専門家である歯科医にレントゲンやその他の検査をふまえて診断してもらい、自分が納得できるカウンセリングをしてもらうことではないでしょうか?
歯科医によって治療方針に違いがありますが、どれも間違っている訳ではありません。
患者さんの希望する治療が出来ないこともありますので、カウンセリングをしっかり受けてくださいね!

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